【ネットワーク】画面では、コンテナのネットワーク設定を簡単に表示・管理できます。カスタムネットワークの作成、ネットワーク設定の表示、不要になったネットワークの削除をサポートしています。
Bridge ネットワークモードの作成
【ネットワーク】画面で、【追加】をクリックし、情報を入力し、モードで【Bridge】を選択して、【確認】をクリックします。 
Macvlan ネットワークモードの作成
【ネットワーク】画面で、【追加】をクリックし、情報を入力し、モードで【Macvlan】を選択し、ネットワークカードモデルを選択して、【確認】をクリックします。 
作成済みのネットワークの削除
【ネットワーク】画面で、作成済みのネットワークを選択し、【削除】をクリックし、問題がないことを確認して【確認】をクリックします。 

サポートされているネットワークモード
bridge
bridge は Docker のデフォルトのネットワークモードです。このモードでは、Docker は各コンテナに独立した仮想ネットワークインターフェースを作成し、これらのインターフェースを "docker0" という名前の仮想ブリッジ(仮想スイッチに類似)に接続します。各コンテナにはプライベート IP アドレスが割り当てられ、"docker0" ブリッジを介して他のコンテナと通信します。 特徴と適用シナリオ:
- 分離性:bridge モードでは、コンテナ間の通信が厳密に制御されるため、ネットワークアクセスを分離する必要があるシナリオに適しています。
- ポートマッピング:bridge モードを使用すると、コンテナのポートをホストマシンのポートにマッピングして、外部アクセスを実現できます。例えば、コンテナの 8080 ポートをホストマシンの 80 ポートにマッピングすることで、外部ユーザーはホストマシン経由でコンテナ内のサービスにアクセスできます。
host
host ネットワークモードでは、各コンテナに独立したネットワークインターフェースを割り当てることなく、コンテナがホストマシンのネットワークスタックを直接使用できます。このモードでは、コンテナのネットワークインターフェースはホストマシンのネットワークインターフェースと共有され、コンテナ内のアプリケーションはホストマシンの IP アドレスとポートを直接使用できます。 特徴と適用シナリオ:
- 高性能:ネットワーク仮想化のオーバーヘッドが省かれるため、host モードは通常、より高いネットワークパフォーマンスを提供し、低遅延または高帯域幅を必要とするアプリケーションに適しています。
- ポートマッピング不要:host モードでは、コンテナ内のアプリケーションはホストマシンのネットワークリソースを直接使用でき、ポートマッピングを行う必要がありません。
- 注意事項:コンテナとホストマシンがネットワークインターフェースを共有するため、コンテナ間の分離性が低下し、ポートの競合が発生するリスクがあります。したがって、host モードを使用する際は、複数のコンテナが同じポートを使用しないように確認する必要があります。
macvlan
macvlan ネットワークモードでは、各コンテナに独立した MAC アドレスが割り当てられ、ネットワーク上で独立した物理デバイスとして動作します。このモードにより、各コンテナはホストマシンとは異なる IP アドレスを取得し、他のネットワークデバイスと直接通信できます。 特徴と適用シナリオ:
- 独立したネットワークアイデンティティ:macvlan モードは各コンテナに独立した MAC アドレスと IP アドレスを割り当てるため、コンテナがネットワーク上で独立したアイデンティティを持つ必要があるシナリオに適しています。
- ポート競合の回避:host モードとは異なり、macvlan モードは各コンテナに独立した IP アドレスを割り当てるため、ポート競合の問題を回避できます。
- 複雑なネットワーク設定:macvlan モードはより複雑なネットワーク設定を必要とし、高度なネットワーク要件があるシナリオに適しています。例えば、企業ネットワークでコンテナを展開する場合、macvlan モードを使用すると、既存のネットワークインフラストラクチャとの統合が向上します。